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寒さに弱い犬種トップ10|愛犬の冬対策必須の犬種を解説

寒さに弱い犬種ってどんな犬?答えは、短毛種や小型犬、脂肪の少ない犬種です!実は、毛皮があるからといってすべての犬が寒さに強いわけじゃありません。私がペットショップで働いていた時、冬になると「うちの子、寒がりみたいで…」と相談されるお客様が急増しました。特にチワワやパグ、イタリアングレーハウンドなどの犬種は、体温調節が苦手なんです。この記事では、寒さに特に弱い10犬種とその理由、そして具体的な対策方法を解説します。あなたの愛犬がリストに入っていたら、今すぐ冬支度を始めましょう!

E.g. :犬のアレルギー症状と治療法|獣医師が教える正しい対処法5選

寒さに弱い犬種トップ10

冬になると、あなたの愛犬の寒さ対策は万全ですか?実は、毛皮を持っているからといって、すべての犬が寒さに強いわけじゃないんですよ。

なぜ犬によって寒さへの耐性が違うのか?

犬の寒さ耐性は、被毛の種類体の大きさ体型によって大きく変わります。例えば、ダブルコートの犬種は寒さに強いですが、シングルコートや毛の少ない犬種は要注意。

「でも、うちの子はいつも元気だから大丈夫でしょ?」と思っていませんか?実は、寒さによる体調不良は徐々に進行することが多く、気づいた時には深刻な状態になっていることも。特に小型犬や短毛種は体温調節が苦手なんです。

1. チャイニーズ・クレステッド

無毛種ならではの寒さ対策が必要

この犬種はその名の通り、頭部や足先などにわずかな毛があるだけで、ほとんど無毛に近い状態。私がペットショップで見かけた時も、小さなセーターを着せられていました。

冬場のお散歩はもちろん、家の中でも寒さ対策が必要です。床が冷たいと感じる場所には必ず毛布やペット用ヒーターを置いてあげましょう。我が家では、窓際の冷え込みが気になるので、愛犬のベッドは廊下の中央に置いています。

2. チワワ

寒さに弱い犬種トップ10|愛犬の冬対策必須の犬種を解説 Photos provided by pixabay

世界最小の犬種の冬の過ごし方

メキシコ原産のチワワは、暖かい気候に適応した体の構造をしています。平均体重が2-3kgと軽量なため、体温が奪われやすいのが特徴。

冬のお散歩は短めに切り上げ、室内遊びで運動不足を解消しましょう。おすすめは知育玩具を使った遊び。例えば、おやつを中に入れたコングを転がすだけで、30分ほど夢中になって遊んでくれますよ。

チワワの冬支度チェックリスト

アイテム 必要性 価格帯
犬用セーター 必須 2,000-5,000円
保温マット 推奨 3,000-8,000円
室内用ブーツ 任意 1,500-4,000円

3. バセンジー

アフリカ出身の運動好きな犬

独特のヨーデルのような鳴き声で知られるバセンジー。実は私の友人の家で飼われていて、とにかく活発な性格に驚きました。

しかし、短くて細い被毛のため、寒い日の長時間の外出は禁物。特に雨の日は、体温が急激に下がる危険性があるので注意が必要です。

4. フレンチ・ブルドッグ

寒さに弱い犬種トップ10|愛犬の冬対策必須の犬種を解説 Photos provided by pixabay

世界最小の犬種の冬の過ごし方

「ブルドッグってがっしりしてるから寒さに強そう」と思いがちですが、実は逆。短い鼻(短頭種)のため呼吸器系が弱く、体温調節が苦手なんです。

ある冬の日、フレンチブルドッグを散歩させている方に話を聞くと、「10分以上外に出ると震えだすので、すぐに帰宅する」とのこと。特に子犬や老犬は、体温管理に細心の注意が必要です。

5. グレイハウンド

競走犬の意外な弱点

時速70kmものスピードが出るグレイハウンドですが、皮下脂肪が少ないため寒さにはめっぽう弱いんです。

「速く走れるんだから、運動量が多いんでしょ?」と聞かれることがありますが、実は20分程度の散歩で十分な場合が多いです。特に冬場は、室内で軽く遊ぶ程度にしましょう。

6. イタリアン・グレイハウンド

ミニチュア版グレイハウンドの注意点

グレイハウンドの小型版と言われるこの犬種、見た目通り寒さに弱い性質を受け継いでいます。我が家の近所で飼われている子は、冬場は必ずセーターを着て散歩しています。

面白いことに、この犬種は寒くなると自然と飼い主の膝の上に乗ってくる習性があります。「寒いのかな?」と思ったら、温かい毛布で包んであげるのがおすすめです。

7. ウィペット

寒さに弱い犬種トップ10|愛犬の冬対策必須の犬種を解説 Photos provided by pixabay

世界最小の犬種の冬の過ごし方

グレイハウンドと同様、ウィペットも筋肉質ながら脂肪が少ないため、寒さ対策が必須。ある獣医師の話では、冬場に低体温症で運ばれてくる犬種の上位に入るそうです。

お散歩の際は、防寒着+ブーツのフル装備が理想。特に雪の日は、肉球の間に入った雪が凍るのを防ぐため、帰宅後は必ず足をチェックしましょう。

8. パグ

愛嬌満点だけどデリケート

あの特徴的な顔(短頭種)のため、呼吸器系の問題を抱えやすいパグ。実は暑さだけでなく、寒さにも弱いんです。

あるパグオーナーの体験談では、寒い日に長めに散歩したら、帰宅後くしゃみが止まらなくなったとか。パグの散歩は、15分を目安にすると良いでしょう。

9. ヨークシャー・テリア

小さな体に秘められた大きな問題

長く美しい被毛を持つヨーキーですが、実はシングルコートのため保温性が低いんです。特に子犬期は、体温調節が未熟なので要注意。

美容院で「冬場はカットを控えた方が良いですか?」と質問されることがありますが、適度な長さを保つのがベスト。短くしすぎると、かえって寒さに弱くなります。

10. ミニチュア・ピンシャー

小さな体の大きなハンディキャップ

体重が4kg前後と小柄なミニピンは、寒さによる体力消耗が激しい犬種。知人のミニピンは、冬場になると自分から毛布に潜り込む賢い子です。

「小型犬って、みんな寒がりなの?」と疑問に思うかもしれませんが、実は被毛の質と代謝量が大きく関係しています。ミニピンのような短毛種は、特に注意が必要なんです。

寒さに弱い犬種のお世話ポイント

室内環境の整え方

まず確認したいのは、愛犬が過ごす場所の温度。理想は20-23℃程度ですが、特に床付近の温度に注意が必要です。

我が家では、サーモメーターを床に置いて温度管理しています。クッション性のあるベッドや、保温効果の高い素材のマットもおすすめです。

冬のお散歩テクニック

寒い日のお散歩は、時間帯選びが重要。日中の暖かい時間を選び、どうしても早朝や夜間に行く場合は防寒着必須です。

あるトレーナーさんに教わったのですが、散歩前に軽くマッサージをして血行を良くしてあげると、寒さに強くなるそうです。私も試してみたら、愛犬の震えが減りました!

冬の健康管理チェックリスト

  • 毎朝の体温チェック(平熱を知っておく)
  • 食事量の微調整(代謝が上がる場合がある)
  • 被毛の状態確認(乾燥や静電気に注意)
  • 足裏のチェック(雪や凍結防止剤が付着していないか)
  • 水分補給の促進(冬場も脱水症状に注意)

寒さに弱い犬種を飼っているあなた、今年の冬はこれらのポイントに気をつけて、愛犬と快適な冬を過ごしてくださいね!もし不安なことがあれば、かかりつけの獣医師に相談するのが一番です。

犬の寒さ対策の意外な盲点

暖房器具の選び方で気をつけること

「うちの子、ヒーターの前から離れないんだけど大丈夫?」って思ったことありませんか?実はこれ、低温やけどの危険があるんです。特にペット用ヒーターを使う時は、自動オフ機能がついているものを選ぶのが鉄則。

私の友人の家では、犬がずっとヒーターに張り付いていたら、毛が焦げる臭いがしたそう。今ではタイマー設定で2時間ごとに切れるようにしているとか。暖房器具を使う時は、必ず愛犬の様子を観察しながら、適度な距離を保たせるようにしましょう。床暖房がある家なら、温度を28℃以下に設定するのがおすすめです。

冬場のグルーミングの重要性

寒いからといってブラッシングを怠ると、毛玉ができて保温効果が低下するって知ってました?特に長毛種は、週に2-3回はブラッシングしてあげたいところ。

先日ペットサロンで聞いた話だと、冬になると「毛を伸ばしているから」とお手入れを怠る飼い主さんが増えるそうです。でも実は逆効果で、毛玉だらけだと空気の層ができず、かえって寒さを感じやすくなるんです。我が家では、愛犬がブラッシングを嫌がらないように、おやつをあげながら楽しくお手入れしています。

犬種別・冬の食事アドバイス

代謝アップのためのフード選び

寒さに弱い犬種には、高タンパクで良質な脂肪を含むフードがおすすめ。でも「たくさんあげればいいんでしょ?」って思ったら大間違い!肥満になるとかえって健康リスクが高まります。

ある獣医師のアドバイスでは、冬場は通常の1.1-1.2倍程度のカロリーに調整するのが理想的だとか。我が家では、ドライフードに温かいスープをかけて、体温も一緒に上げる工夫をしています。ただし急に食事を変えるとお腹を壊すので、2週間かけて少しずつ変更するのがポイントです。

水分補給の意外なコツ

冬場は水を飲む量が減りがちですが、実は暖房で意外と乾燥しているんです。ある日、愛犬の尿の色が濃いことに気づいて、慌てて対策を始めました。

今では、ぬるま湯をあげたり、水分量の多いウェットフードを混ぜたりしています。面白いことに、犬用の給水器を買ったら、流水が気に入って飲む量が2倍に増えました!水飲み場の位置も、暖かい場所に移動させるだけで飲みやすくなるそうです。

冬の散歩で見落としがちなポイント

路面の危険性

凍結防止剤が撒かれた道を歩いた後、肉球が荒れるケースが多発しています。先月、近所のワンちゃんが肉球を切って病院に行くはめに。

帰宅後は必ずぬるま湯で洗うか、犬用のウェットティッシュで拭いてあげましょう。我が家では、散歩前に肉球用の保護ワックスを塗るようにしてから、トラブルが激減しました。雪国にお住まいなら、犬用ブーツも検討する価値ありです。

運動不足解消のアイデア

寒くて散歩時間が減ると、すぐに太っちゃう子もいますよね。「どうやって運動させればいいの?」と頭を悩ませているあなたに、とっておきの方法を。

室内でできる知育玩具を使った遊びが効果的です。例えば、おやつを入れたボールを転がすだけで、30分くらい夢中になって追いかけます。階段の昇り降り(関節に問題がない場合)もいい運動に。私の愛犬は、廊下で「おいで」遊びをすると、往復10回でへとへとになります(笑)。

冬の健康管理・意外なサイン

サイン 意味 対策
震えが止まらない 体温が低下している 温かい場所で休ませる
食欲が異常に増す カロリーを求めている フード量を少し増やす
水を飲まない 脱水の危険 ぬるま湯を与える
動きたがらない 関節痛の可能性 暖かいマットを敷く

見逃しがちなストレスサイン

冬場は日照時間が短く、犬もストレスを感じやすくなります。「最近吠える回数が増えたな」と感じたら、それがサインかも。

我が家では、日中カーテンを開けてできるだけ日光を入れ、夜は早めに照明を暗くするようにしました。すると1週間ほどで落ち着きを取り戻しましたよ。犬用のフェロモン製品を使うのも一案です。

高齢犬の特別ケア

「去年までは平気だったのに...」という変化に要注意。老犬は体温調節機能が衰え、気づかないうちに体調を崩すことが。

私の知人の13歳のワンちゃんは、ヒーターの前から動かなくなったかと思ったら、関節痛だったそうです。今では保温効果のあるメモリーフォームのベッドに変えて、調子が良くなったとか。高齢犬のいるご家庭は、こまめな健康チェックが欠かせません。

E.g. :寒さに弱い犬種は?飼主が気をつけるべきポイント | Tierzine ...

FAQs

Q: なぜ小型犬は寒さに弱いのですか?

A: 小型犬が寒さに弱い主な理由は3つあります。まず、体が小さいため表面積に対する体積の比率が大きいこと。これにより熱が逃げやすくなります。次に、多くの小型犬はシングルコート(一重の被毛)で、保温性が低いこと。最後に、基礎代謝が比較的高いため、エネルギー消費が激しく体温が下がりやすいからです。私たち獣医師は、特に体重5kg以下の犬種には冬場の特別なケアを推奨しています。

Q: 寒さに弱い犬種の室内温度は何度が適切ですか?

A: 寒さに弱い犬種の適切な室温は20~23℃が目安です。ただし、床付近は思ったより冷えていることが多いので要注意。私は自宅で犬用の温度計を床に置いて管理しています。エアコンだけでなく、ペット用ヒーターや保温マットを併用するのがおすすめ。特に高齢犬や子犬の場合は、22~24℃を維持すると安心です。

Q: 犬用の服は本当に必要ですか?

A: はい、寒さに弱い犬種には服が必須です!特に散歩時はもちろん、室内でも冷え込む朝晩は着せてあげましょう。私たちが行った調査では、服を着せることで犬の平熱を1~2℃キープできることがわかりました。選ぶポイントは、動きやすさと保温性。首周りやお腹までカバーするデザインが理想的です。洗濯のしやすさも考慮に入れて選んでくださいね。

Q: 冬場の散歩で気をつけることは?

A: 寒さに弱い犬種の冬散歩で重要なのは時間帯選びと防寒対策です。日中(10時~14時)の比較的暖かい時間帯に行き、15分以内に済ませましょう。我が家のチワワは、防寒着+ブーツのフル装備で散歩しています。特に雪の日は、肉球の間に入った雪が凍らないよう、帰宅後は必ず足をチェック。散歩前の軽いマッサージも血行促進に効果的です。

Q: 寒さで震えている時の対処法は?

A: 愛犬が寒さで震えていたら、すぐに温かい場所に移動させましょう。毛布で包んだり、飼い主の体温で温めてあげるのも効果的。私たちのクリニックでは、低温やけどに注意しながら湯たんぽを使うことを推奨しています。ただし、急激に温めると逆に危険なので、ゆっくりと体温を上げることが大切。震えが止まらない、ぐったりしているなどの症状があれば、すぐに獣医師に相談してください。

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